iPadの色調整について

ご注意ください

  1. このページは、金沢印刷が独自にご案内するiPadでの色調整方法です。
    Apple公式のガイドではなく、弊社の印刷環境や使用紙(アートポスト180kg)に基づいています。
  2. すでに色調整済みの場合は注意が必要です。
    本設定によって表示が変化する可能性がありますので、実施前に現在の設定を控えておくことを推奨します。
  3. ディスプレイ保護フィルムの影響にも注意が必要です。
    種類によっては、色の見え方や明るさが変化することがあります。入稿前には必ず最終確認を行ってください。
  4. 加工や用紙による色の変化も考慮してください。
    「アートポスト180kg」は同人誌の表紙によく使われる紙質ですが、クリアPP加工・マットPP加工を施すと色がやや濃く見える場合があります。また、色付きの特殊紙で印刷する場合も仕上がりの色に影響があります。
  5. この方法でモニターと印刷物の色が完全に一致することは保証できません。
    あくまで目安としての調整手順となりますので、ご理解のうえご活用ください。

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3通りの調整方法があります

この調整方法は、iPadが初期状態であることを前提としています。
すでに色や表示設定を変更されている方は、一度設定を確認のうえ、必要に応じてリセットや設定控えを行ってください。

以下の方法はそれぞれ独立した調整手順です。すべてを適用する必要はありません。

お使いのiPadや作業環境に応じて、必要な設定のみをお試しください。

ここでの目標は、印刷用紙(アートポスト180kg)の白=CMYK 0%、RGB 0% に近づけることです。
iPadの設定を通じて、画面の明るさや色温度をこの「紙の白」に近づけていきます。

① 明るさとTrue Toneの調整

  1. 「設定」>「画面表示と明るさ」>「True Tone」をオフにする。
  2. True Toneオフ
  3. 「設定」>「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」>「明るさの自動調節」をオフにする。
  4. 明るさの自動調節オフ
  5. 「設定」>「画面表示と明るさ」>「明るさ」のスライダーを調整し、白紙キャンバスと印刷用紙(例:アートポスト180kg)の明るさを見比べながら近づける。
  6. 明るさスライダー調整

この説明は、True Toneディスプレイを搭載しているiPadモデルに基づいています。
また、「明るさの自動調整」がオフの場合、暗い場所では画面がまぶしく感じられることがありますので、ご注意ください。

② Night Shift機能の設定

  1. 「設定」>「画面表示と明るさ」>「Night Shift」>「時間指定」をオンにし、開始を0:00、終了を23:59に設定。「手動で明日まで有効にする」もオンにする。
  2. 「色温度」のスライダーを「冷たく」寄りに調整し、印刷用紙の白に近づける。
  3. Night Shift

③ カラーフィルタによる調整

  1. 「設定」>「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」>「カラーフィルタ」を選択。
  2. カラーフィルタ選択
  3. 「カラーフィルタ」をオンにし、「色合い」を選択して「強さ」や「色相」を調整。
    ※この設定は高度な判断が必要となるため、慎重に行ってください。
  4. カラー調整